仙龍寺の縁起

仙龍寺 縁起 時は嵯峨天皇の御代に当たる平安時代の初期、弘仁6年(815年)の事でございます。
 御歳42歳を迎えられました弘法大師様は、不思議なお力に導かれるかの如く当山を訪れられたのでございます。
 その際、山の神々をお祀りされていた法道仙人様よりこの地を譲り受けられました。
 お大師様は山の金剛窟に御篭りになられ21日間、護摩修業されたのでございます。
 その後、この地に住む人々から[お山に棲む龍の神様]と信仰されていた瀧沢大権現様と開運不動尊、そして自らの御姿を彫刻され御本尊としてお祀りされたのでございます。
 それ以降当山は「龍の棲む霊山 仙龍寺」として、或いは「開運厄除」「虫除五穀豊穣」のお寺として、多くの信者様から慕われるに至りました。  

 岩の奥深くに不動明王、そして鎮守瀧沢大権現を祀る。
 ここで弘法大師より受け継がれる「護摩祈祷」が厳かに修行される。